人工木デッキの選び方
人工木デッキは、リビングの延長として、バーベキューやガーデニング、子どもの遊び場など、様々な用途で活躍します。使用目的に合わせて、適切なサイズや仕様を検討しましょう。
天然木 or 人工木か?
LIXILのアンケート調査で、最近では優れた耐久性やメンテナンス性などの理由から、人工木デッキの人気が高まっています。
参考:LIXILアンケート「2018年 エクステリアの困りごと調査」より
天然木と人工木との比較
天然木は、木の温かみや風合いを楽しめますが、腐食やシロアリ被害、ささくれの発生など、定期的なメンテナンスが必要となります。人工木デッキは、色や質感の種類も豊富で、耐久性が高く、メンテナンスが不要で人気があります。
あると便利なオプション
段差を解消する独立ステップやステップデッキ(段床)、転落防止のフェンス、メーター点検用の点検口などがあります。テラス屋根を組み合わせるとデッキライフをさらに快適にすることができます。
独立ステップ
点検口
フェンス
注意するポイント
人工木デッキの設置を計画する際は、以下の注意点を事前に確認しておきましょう。
1. 使用目的を決める
バーベキューやガーデニング、子どもの遊び場など、使用目的に合わせて、適切な広さや仕様を選びましょう。
・リビングと同じ高さに設置して段差を解消したい場合。
・お庭とリビングをつなげて広がりを持たせたい場合。
・バーベキューやガーデニングなど、屋外で食事や作業を楽しみたい場合。
・くつろぎのスペースや子どもの遊び場として活用したい場合。
2. 設置場所の条件を把握する
日当たりや風通し、傾斜などの条件を考慮して設置する必要があります。設置場所の条件に合わせて、耐久性やメンテナンス性などの性能も考慮しましょう。
・日当たりが悪い場所に設置する場合、耐候性の高いウッドデッキを選ぶ。
・風通しが悪い場所に設置する場合、水はけのよいウッドデッキを選ぶ。
・傾斜のある場所に設置する場合、強度の高いウッドデッキを選ぶ。
3. ご希望のサイズがない場合
あらかじめ少し大きめの規格サイズを選び、現場で間口や出幅をカットすることで設置が可能となります。
4. 日頃のお手入れについて
日頃のお手入れは、水洗い後の乾拭きでデッキの汚れを落として美しい状態を保つことができます。水またはお湯で濡らしたデッキブラシやぞうきん等で、デッキの表面についた砂やほこりなどを拭き取ります。
5. 定期メンテナンスについて
定期的なメンテナンスは、1年に1回程度、汚れがひどい場合は2~3回程度を目安に行うことでデッキの劣化を防ぎ、長く使用することができます。水洗いしても落ちない汚れがある場合は、薄めた中性洗剤で落とします。